【インタビュー/NPO法人あえりあ代表】Ns亜由美さんが始めた新サービス「さぽんて」

日 常

今回お話を伺ったのは、北海道を拠点に活動するNPO法人あえりあ代表 亜由美さんです。

まさ
まさ

亜由美さんと出会ったのは音声SNS「Clubhouse」でした。
何気に顔を合わせてお話ししたのは初でしたね!

今回はよろしくお願いします。

あゆみ
あゆみ

よろしくお願いします!

NPO法人あえりあ代表の亜由美です。

今回は2021よりスタートさせた「さぽんて」というサービスについてお話しますね!

経 歴

亜由美さんについて

札幌在住の看護師
大学時代、脳性麻痺の方に対し居宅ヘルパーの有償ボランティアを約3年間行う。

看護師になってからは、大学病院ICU透析クリニック訪問看護人工呼吸器特化の病院で働きながら、パーソナルアシスタンス(PA)制度の介助者や個人的な有償ボランティアを経験する。

現在は重症児デイサービスで勤務をしながら、2021年にNPO法人あえりあを設立し、「さぽんて」β版をリリース。

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はじめに

新サービス「さぽんて」とは

新サービス「さぽんて」とは

「さぽんて」が目指すのは、医療福祉の有資格者とサポートを必要とする人が繋がるプラットフォーム作り!

誰でもスマホPC上簡単に有資格者と繋がりサポートを受けることができます。

きっかけとなった出来事

まさ
まさ

このサービスを始めるにあたって、何かきっかけはあったんですか?

はい。きっかけは、障がい児である友人の娘さんでした。

パパが脳出血で倒れたことをきっかけに、私たち看護師がボランティアチームを作り、小学校の付き添いなどのサポートをしたんです。

さらに、この経験を周囲の医療職者に話すと「私もそんな支援がしたい」など共感の声をたくさんもらいました!

また、家族のケアに携わっている人たちに話すと「私もそんなサポートが受けられたらいいな…」「親の介護をしていたときに、サポートしてもらいたかった」という声もありました。

このことがきっかけで、

医療福祉の資格を持っている人と、そのサポートが必要な人をつなぐ、橋渡しをしたい!

と強く考えるようになりました。

あゆみ
あゆみ

「人と人とがつながる場をつくる!」
そんな想いから、”NPO法人あえりあ”を設立したんです。

サービス概要

まさ
まさ

「さぽんて」では具体的にどんなサービスを行うんですか?

まず、「さぽんて」では、サポートを必要とする人を”リクさぽ”、サポートをする有資格者を”さぽメン”と呼びます。

リクさぽさぽメンがウェブ上で集まれる場。それこそが「さぽんて」です。

現行のサービスとして、まずはサービスを受けたい人がリクエスト掲示板に投稿をします。
それに対し、サポートをする有資格者であるさぽメンが「挙手する」ボタンを押してチャットで連絡をとり、お互いが了承すればサポートが実行されます。

サポートは訪問形式をはじめ、オンラインでお手伝いできることやセミナー講師など様々!

枠に捉われないサポートを実現していきたいと考えています。

対象は?

まさ
まさ

サービスの範囲がすごく広いですよね!

対象者はどんな想定をしているんですか?

現状として、” リクさぽ ”としては札幌市内(北海道)で障がい児・障がい者とその家族を中心にサービスを展開しています。

高齢者は「さぽんて」のプラットフォームを使用することが困難であることが考えられるので、ご家族に登録していただいてサポートを受けることができます。

また、施設や企業さまからの登録も受け付けています。

短時間だけ有資格者に助っ人に来てほしい、イベントのお手伝いをしてほしい、未来の入職者を発掘するためにお手伝いがてら職場体験に来てほしいなど。

そういった場で、双方の思いが一致すればそのまま就職!なんていうのもアリですよね。

人材採用に至った場合も、手数料はいただいていません。

さぽメン”では医療・福祉系の有資格者を募集をしています。

サポート提供者が専門の有資格者であることにより、利用者の方々へ安心したサポートが提供できる場になると考えています。

大事なポイント

希望に応える「なんでも屋さん」

亜由美さんにお話を聞く中で私が抱いたイメージはまさに「なんでも屋さん」!

現行の福祉サービスでは届きづらいところへサービスを提供しています。

だからこそ、「こんなこと頼んでもいいのかな?」と躊躇する必要がなく投げかけていけるプラットフォームになっていくのかなと思います。

医療・福祉側から出てくるサービスはどうしても保険適応内に留まりやすいのが現状です。

でも、実際は様々な場面で多様なサービスが必要ですよね。

そんな時、「こんなサポートをしてくれないかな?」と気軽にアクセスできる場があるのは素晴らしいことだと思います。

必ずしも「医療」を届けるということじゃない!

冒頭に書いたエピソードのように、提供するものは必ずしも専門技術ではありません。もちろん、事前に主治医より指示書を貰えば専門技術の提供も可能です。

しかし、このサービスはそういった従来の枠に収まらないところが面白い!

なぜなら「手が離せないから買い物を頼みたい!」でもアリだからです。

「看護師が看護技術」、「PTが理学療法」ではなく、「人が人をお手伝いする」というもっと根本の想いから始まったサービスなんだと思います。

保険外だからこそ大切なリスク管理

「さぽんて」では”さぽメン”(サポートする側)に対してリスク管理の説明を大切にしていました。

意外に思われるかもしれませんが、専門職は働く場によって現場感覚が全く違います。

特に、病院内勤務の経験しかない方では地域医療のルールに不慣れだったりするわけです。

そのため、亜由美さんらは事前に地域のルールを含めたリスク管理を”さぽメン”の方々に知ってもらうよう働きかけています。

さぽんて
医療福祉の資格を持っている人とそのサポートが必要な人がつながり合い、助け合える。 さぽんては、その架け橋となります。

まとめ

今回はNPO法人あえりあ代表 亜由美さんにお話を伺いました。

現場の声を聞くからこそ生まれたサービス”さぽんて”。

そして、個人の想いからNPO法人立ち上げ、サービス展開まで行うパワフルな亜由美さん!今後の活躍が楽しみです。

余談ですが、インタビュー中は人見知りな私の進行にも嫌な顔をせず、笑顔いっぱいで答えてくれる優しいお人柄の方でした!

(インスタグラムリンク)

亜由美さん:https://www.instagram.com/miyua51244/
さぽんて :https://www.instagram.com/saponte_aeria/

HPはコチラ↓

さぽんて
医療福祉の資格を持っている人とそのサポートが必要な人がつながり合い、助け合える。 さぽんては、その架け橋となります。
さぽんて

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