こんにちは。Ease Upのまさです。
ご自宅や勤務先で排痰を行うことはありますか?
おそらく姿勢を変えたり、胸を動かしたりすることが多いと思います。
そんな排痰手技のひとつである「呼吸介助」について、やりがちな失敗例をお話しようと思います。
つまり、これからお話する項目に注意して行うことで、あなたの排痰手技はより効果的なものになります。
ぜひ参考にしてみてください。
呼吸介助とは
排痰手技としてはベーシックなもののひとつです。
簡単にいうと相手の呼吸に合わせて胸を動かしサポートします。
では、なぜ胸の動きをサポートすることが排痰に繋がるのでしょうか。
胸がしっかり動くと深く呼吸できるようになります。するとたくさん空気が入るようになりますよね。
肺の中にたくさんの空気が入ると気流が生まれ、それが痰の移動を作り出してくれるのです。
つまり、呼吸が深くなる(換気量が増す)と痰が出やすくなるというわけです。
基本的には、胸を両手で包むように手を当て、息を吐くのに合わせて肋骨(ろっこつ)の動きをサポートします。
※ 具体的な方法はオンラインセミナー 実践編 でお伝えしています。
次にやりがちなミスについてお話していきます。
手を離してしまう
良くない例の1つ目は、「一回介助をするたびに手を離してしまう」ことです。
自分の体で体験するとよくわかりますが、
触ったり離したり、感覚のONとOFFを繰り返されるとリラックスできませんよね?
息を吸っているときも手を離さない方が、余計な緊張が入りません。
つまり、呼吸介助をする際は終始、手を離さないよう心がけてください。
もちろん、吸うのをジャマしないようにコチラはしっかり脱力をしましょう。
体重をかけてしまう
これは結構やりがちです。
しっかり息を吐かせようと、つい体重をかけてしまうんですね。
痰が出せても骨折したらシャレになりません。
予防策としては、肘を曲げて行ってみてください。
そうすれば体重がかかりにくく、リスクを下げることに繋がります。
指先にチカラが入ってしまう
これまたやりがちなヤツです。
わき腹を指先で押されたらどうですか?私ならくすぐったくて変な声が出ます。
そう!くすぐったいのです。
けれど、一生懸命動かそうとすると指で掴みたくなってしまうので注意が必要です。
基本は手のひら全体が満遍なくフィットするように当てましょう。
チェック方法としては、実施の際に自分の爪を見てください。
指先に力が入っている時は、爪が白くなっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
呼吸介助での注意点をお話してきました。
注意することがたくさんあると、ぎこちなくならないか心配かもしれません。
しかし、大丈夫と断言させていただきます!😊
何回か行ううちにすぐ慣れてしまいます。
みなさまの排痰手技が少しでもより良いものになりますように。
具体的な呼吸介助手技はオンラインセミナーでお伝えしています。
インスタグラムにて開催予告をしているので、良かったらフォローお待ちしています。