「横向き」・「うつ伏せ」でも痰が出ない時に見て欲しいポイント

リハビリ

「PTから姿勢指導があったけどあまり効果が出ない」
といった質問をいただきました。

「身体の向き」と「加湿」の指導をもらうことって多いですよね。
ただ、いまいち効果を実感できないというご相談を度々いただくので他に見るべきポイントについてお答えします。
ただし、ココでは前述の「加湿」や「身体の水分量」などは一旦置いておきます。

「姿勢指導」に+αといった内容でお話いたします。

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そもそもなぜ「身体の向き」が大切?

呼吸は肺で行います。
残念ながら、私たちの肺はどんな時でも均等に空気を満たすほど高性能なものではありません。

例えば、寝ている時に腕を組んで仰向きで寝ると寝苦しいことはありませんか?

このように、「肺に空気を取り込む」ということは外からの圧力や重力の方向による影響を受けています。

どうしても同一姿勢を取りやすい環境下では、空気が入る肺部分に偏りが生じてしまいます。

つまり、姿勢を変えることで満遍なく空気を送り込んであげようというわけです。

肺に空気が入るから痰が排出される

さて、それではなぜ空気を満遍なく肺に入れる必要があるのでしょうか?

それは、空気が気道を通ることで「気流」が生まれ、肺の中に溜まっている痰を押し出してくれるからです。

仮に空気の流れがなければ、痰はいつまでも体内に張り付いて動くことはありません。

「排痰」と「空気の取り込み」は切っても切り離せないコトなのです。


詳しくは過去記事で解説しているので合わせてご覧ください。

姿勢を作る時の+α

それでは最初のお話に戻りましょう。

横向きやうつ伏せをとることで空気を満遍なく取り込ませようという試みはイメージできたでしょうか。
ココで大切なのは「姿勢を変える」ではなく「空気を満遍なく入れてあげる」なのです。

良くないパターンとして、姿勢は作れているけれど実は呼吸が浅くなり空気が十分に入っていない事があります。
その要因として考えられるのは、無理な姿勢により筋肉の緊張が増加(亢進)しているということです。


首や背中、肩、腕などは普段と比べてどうでしょうか?
いつもよりガチガチになっているようなら無理な姿勢を強いて呼吸が浅くなっている可能性があります。

多くの場合、クッションなどで修正可能です。
それらを踏まえて担当のPTやNsへ相談してみると解決策を考えてくれると思います!

ポジショニングについては過去記事でも解説しているのでご参考になれば幸いです。

まとめ

専門職による指導を自宅で実践したけど上手くいかないってことはよくあります。
ちょっとしたことが原因であることが多いので、気兼ねすることなく担当に聞くことをお勧めします。
また時間ある時でいいかなと甘く見ているとあっという間に時間が経ってしまいます。
近くに聞ける人がいない、なんとなく聞きづらいという方はお気軽にインスタグラムからご連絡ください。
可能な範囲でお答えさせていただきます。