こんにちは。Ease Upのまさです。
今回はいただいた質問にお答えします。
インスタライブでも実際のリハビリ方法をやって欲しいです。
ウチの子は〇〇が上手くできないんです。
インスタライブについては興味あります!そしていろいろなリクエストをいただくのは本当に嬉しいしありがたいです。
でも、ご希望の内容については自分なりに行わない理由があるんです。
SNSで伝えることのリスク
SNSでは様々な専門職が情報発信しています。
私も含め、発信者側はきっと「困っている人の役に立ちたい」という想いがあります。
ここで私が思うのは、「善意が必ず良い結果を生むわけではない」ということです。
つまり、相手に伝わっているのか確認できない状態で個別かつ具体的な方法を発信するのはリスクを伴うということです。
ライブ配信などでの数行の質問文を頼りに、実際のリハビリ方法を提示する。私はそのような状況下で自信を持ってリハビリ方法をお伝えすることは危険だと考えています!
実際にその方法を受けるのは発信者側が見たり触れたりしていない”子ども”です。
その場で得た最小限の情報だけで本当にその子にとって適切な方法を発信できるのでしょうか。
また、コチラは発信だけして上手くできた気になりますが、実は受け取り手側が誤った認識である可能性だってあります。
これは事故の危険性だけでなく、親御さんや職員の方々がせっかく作った時間を無駄にしてしまう可能性も否めません。
なので、顔を合わせない状況下では個別のリハビリ方法は発信しないつもりです。
個別のケースについては、相手の顔が見えてその場で疑問や細かい箇所の確認ができる場合のみお伝えしています。
(私にとって、そういった場がオンラインセミナーや訪問サービスです。)
一般的な方法論についてはその限りではありませんが、やはりフリーのライブ配信は心配です。
個人的に危惧するのが、必要と思う部分だけを切り取って観られる可能性です。
そうなると、得る情報自体がそもそも不十分である可能性が高くなります。
(オンラインセミナーを受講いただいた皆さまはわかると思いますが、私はよーく喋りますし資料を行ったり来たりして伝えるタイプなので)
私自身が勉強するときも、Free媒体はどうしても雑に観てしまう傾向があります。
(自分がだらしないだけという事もありますが💦)
専門職はたくさんの情報を持っています。
だからこそ「流す情報」と「伝える情報」についてしっかり吟味する必要があると思います。
(発信する情報の自分ルールはこの記事の後半でお話します。)
学校教員の経験から思うこと
学生に講義をする中でよく考えることがあります。
それは、情報を「伝える」ことと「垂れ流す」ことは明確に違うということです。
講義に集中していない学生に対して「伝える」ためにはまずコチラに意識を向かせる事が必要です。
当然ですが、集中して聞いている人とそうではない人では理解度が圧倒的に違います。
そして、伝えるためには口頭で話すだけだと難しい側面もあります。
発信者と近しい脳内イメージを言語情報だけで同じようにイメージするのは難しいです。
だからきちんと資料を見てもらい、理解を深めて欲しいのです。
(ライブ配信を視聴している皆さんが流し観しているとは言っていません。ただ、そういった状況の生まれやすさが
”手軽さ”や”フリー媒体”の中に潜んでいると思います。)
自分ルール
以上のことから、個別かつ具体的なリハビリ方法(直接、体に触れて行う手技やテクニック)については、zoomなどビデオチャットで直にお話するとき以外は行っていません。
そのため、SNSで発信している情報はケアのワンポイントアドバイスや業界で一般的に言われていることをまとめたものに限っています。
ライブ配信で、相手の顔が見えない状況下において個別に対する方法論を解説するのは正直怖いです。
(例えば、ライブ内の質問メッセージに対して「そういう場合は、〜〜のような方法を行ってください」のような状況)
繰り返しになりますが、部分的に視聴し誤解を招くことはもちろん、十分に伝わっておらず間違った方法で実施してしまう危険性があるからです。
きちんと自分の意図を相手に伝え、理解してもらうのはとても難しく慎重にならなければいけないことだと思います。
現在、オンラインセミナーで伝えている内容については、ベースとなる基本的な方法+受講者の方の個別相談が主となります。
ベース部分だけであれば、ゆくゆくは動画配信も可能だと考えています😊
今後のインスタライブについて
実はまだ単独でライブ配信をしたことないんですよね。。
「自分のライブ配信なんて需要あるのか?」って考えてました。
ただ、
嬉しいことにDMで「ライブ配信をして欲しい」というお声を複数いただき、今後は少しずつやっていこうかと思います!
この記事を書きながらなんとなく考えているのは、インスタ投稿の内容を皆さんで再度確認する企画です。
ケアのワンポイントアドバイスが多いので、その場合はもちろん個別の相談もリアルタイムで対応できるかと思います。
(PT手技のように直接的に身体を動かす方法論ではないので)
さいごに
なんだか偉そうなこと言っている割にまとまりがない文章になってしまいました。精進します!
それこそ伝わっているかな?
SNSやネットを媒介とした情報発信って、この業界ではまだまだ新しい部分です。
もちろん私自身もこの活動を始めてまだ日が浅いですし‥‥。
要はヒヨッコであり、いろいろと試行錯誤しながらやってます。なにが正解か常に考えることを止めないよう、日々励んでいこうと思います。
ん〜最後までまとまってない。
オンラインセミナーでもいつも言っていることですが、発信情報に対するご質問があればいつでもご連絡をお待ちしています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。