【簡単解説】どうして痰 (たん)が出しづらくなるの?

HIKIDASHIブログ表紙 呼吸ケア
医療的ケア児のためのブログ用表紙です。痰が出る原理についての記事

こんにちは。Ease Upまさです。

今回は「痰(たん)」についてです!

そもそもどういった仕組みで痰が出るのかご存知ですか?

まずは仕組みについて、そして一般的に痰が出しづらくなる原因についてお話しします。

ちなみに日本では公共の場で痰や唾を吐くと軽犯罪になるのでお気をつけください😊

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痰(たん)が出る仕組み

痰は肺の中にあります。

肺の中にある空気の通り道は非常に細く、たくさん枝分かれした構造になっているのです。

空気を吸ったり吐いたりすることで、空気の通り道に気流が生まれます。この気流により痰が動き出し、最終的には吐く息に押し出されるようにして痰が喉元や口まで上がってくることになります。

また、呼吸が浅いとこの空気による気流が十分に発生せず、痰の移動も不十分なものになります。

つまり、痰を上手に出すためには肺に十分な空気が出入りする状態を必要とします。

痰(たん)が出しづらくなる原因

PTの観点から、体の動きや構造によるものだけをご紹介します。

①筋肉が固くなる

胸周囲の筋肉がこわばる(固まったり緊張が高い など)事で呼吸をする動きを妨げてしまいます。

結果として肺に空気が上手に入らなくなり、痰の移動がジャマされてしまいます。

②胸まわりの関節が固まる

日常的に浅い呼吸を繰り返している事で、関節自体が固くなってしまいます。

関節が固くなることで、呼吸をする際に肋骨(ろっこつ)の動きが不十分となり空気が上手に入らなくなります。

③背骨の変形により胸が動かしづらい

一般的には側弯症によるものが多いと思います。

背骨が変形する事により肋骨(ろっこつ)の動きに左右差が生まれます。

潰れてしまう側(凹)だけでなく伸ばされる側(凸)も同時に肋骨の動きがジャマされるため、空気が上手に入らなくなります。

感じとして②と③は近いものになります。

④咳が強く出せない

当然ですが、咳は普通に息を吐くより、何倍も強い圧を発生させるので、痰を出すうえで強みとなります。

咳が強く出せない場合は吸引による介入が必要となります。

吸引とは痰や唾液、鼻汁などを自分の力だけでは十分に出せない場合に、器械を使って出す手伝いをすることです。

痰や唾液を取り除くことで、呼吸を楽にし、肺炎などの感染症を予防するために必要なことです。

スライド 1 (ncgg.go.jp)

まとめ

簡単にですが、痰が出る仕組み、出しづらくなる原因についてお話ししました。

こうやって見ると、如何に深い呼吸が大切かわかってもらえたのではないでしょうか。

実は、前述した①~④はどれか1つが原因となる事はあまりありません。これらの要因が複雑に絡み合って痰が出しづらい状況を作っています。

なので、主治医や看護師、理学療法士の方々などに「ご家庭でこんな運動やってみてくださいね!」みたいに言われたら、「どんな目的で、体の何を変化させているのか」をぜひ尋ねてみてください。

ご自分が行うことで何に変化を及ぼしているのか、これが明確になると実施する際のモチベーションUPにもつながるのではないかと思います。

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