【触り方/動かし方】脱臼予防のために知っておきたい手足の操作方法

手足の正しい動かし方/ストレッチ リハビリ

こんにちは。

今回は手足の操作方法です。

お家で体をほぐしてあげたり、着替えやおむつ交換など手足を動かす機会は多いかと思います。

そんな時に役立つポイントをお伝えします。

一緒に「触り方」についても確認しましょう。

過去の記事「マッサージをする時に気を付けたい触り方」もぜひご覧ください。

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手足を動かす時に注意が必要な理由

さて、なぜ手足を操作する時に注意が必要なのでしょうか。

医ケア児や肢体不自由の子は

・筋の緊張が高い/低い ・関節の構造が不安定 といった問題を抱えているケースが多いです。

関節はたくさんの方向に動かせる部位ほど構造上不安定になりやすいのです。

皆さんの体で考えれば、肩や足の付け根【股(こ)関節】っていろいろな方向に動きますよね?

前や後ろ、横だけじゃなく捻ったりもできます。

自由度が高い場所はより不安定になりやすいんです。

なので、筋肉の緊張や構造上、負担がかかりやすい子の場合は動かし方に注意を払って予防することが大切だと思います。

リスクの高い動かし方

それでは、どんな動かし方がリスクを高めてしまうのでしょうか。

よく起こりやすいのが、

①急に強く動かす。

②手足の先(関節から遠いところ)を持って動かす。

といったところでしょうか。

急に動かすのは言わずもがなといったところですね。

ただ、ついついやってしまいがちなことだと思います。

意外と知られないのが②です。

例えば足を開くように股関節を動かす際、関節から遠いところを持って動かすほどその関節に負担がかかりやすく、筋肉の緊張を生み出しやすくなります。

自分の身体で考えてみましょう。

あなたが肩を痛めたとします。

痛くて上がらない腕を不意に手先から動かされたら痛そうじゃないですか?

でも、痛みのある肩関節に近い部位を支えてもらって、腕全体を支えられたら安心しそうなので気がしますよね。

つまり、痛いところや緊張の高いところはその関節に近いところを支えることで安定性を作ってあげることができるんです。

実際の注意ポイント

前述したように、腕や足の先端を動かすことで筋肉の緊張や痛みを出しやすくなります。

特に緊張が強い子の場合、腕・足を動かす際にその付け根である肩・股関節に近いところを支えてあげてみてください。

そして急いでいる時こそ一呼吸おいて、ゆっくり動かしてみてください。

「そんな時間ない」と思われるかもしれませんが、実はそのほうが早く動かすことができることもあります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

やること自体は簡単ですが、ついつい疎かになりやすい部分をお話ししました。

まとめ

緊張が高い子の場合、動かし方一つでだいぶ変わる部分があります。

動かし方に迷うときは、担当のPTさんにぜひ相談してみてください。

もちろん、相談できる場がない方は私の方へご連絡いただければ対応させていただきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

リハビリ
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