こんにちは。Ease Upのまさです。
今回は、手軽に行える「痰が増えているのかのチェック方法」です。
呼吸をしている様子はいつもと大差なくても実は痰が増えていることがあります。
そんな時に簡単な確認ができると安心に繋がるのではないでしょうか。
ながらで簡単にできる方法です。
簡単ですが大事なことで、僕らリハビリ職は介入の前に行うことが多い方法です。
痰が出るということ
そもそも痰がどういった理由で体外へ排出されるかご存知ですか?
別の記事に痰の移動について詳細を書いているので、下記リンクをご参照ください。
↓「どうして痰 (たん)が出しづらくなるの? 簡単解説」↓
実際のチェック方法
それでは実際の方法についてお話します。
画像のように胸に手を当ててみてください。
はい!これだけです。
画像は胸の側面に触れていますが、前胸部(乳頭の周囲)と合わせて二ヶ所で大丈夫です。
手を当てると骨がありますよね?(ろっ骨です)
自分の指がこの骨の間に当たるよう注意してください。
いつもしつこく書きますが、指を当てるときは先端のみで触れるのではなく、手全体がピタっと当たるように行います。
触れ方のコツについては以前の記事
↓「筋肉をマッサージするときに気を付けたい触り方のひと工夫」をご参照ください↓
痰があるときの反応
痰があると”ブルブルッ”という振動を感じます。
この振動は「ラトリング」と呼ばれる反応で、痰が肺の中を移動することで生じています。
肺の中に空気の流れが生じて痰が動き、その振動が胸まで伝わるというわけです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
やることは簡単です。
ただ、そこから得る情報はとても大切なことなんですね。
朝起こすときやお着替えの時、テレビを観ているときなどの隙間時間にチェックしてみるのをオススメします。
「ながらケア」って大切だと思います。
この”振動”ですが、普段のケアの中で気づいている方も多くいると思います。ただ、その正体については意外と知られていないのでお話させていただきました。
理屈がわかると見えない痰をより感じられるのではないでしょうか。
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